2011年3月27日日曜日

てをあわす

手を合わせる。
手を合わせるというのは,古今東西を通じて
神に祈る時のかたちである。
心は心が思っているほど、じっとしているものではない。
しじゅう妄念を生じたり,右往左往する厄介な代物だ。
そういう時,私は手を合わせる。
手を合わせていると
右の指先から左の指先へ血が通いその先にも行くようになって
次第にバランスがとれて落ち着いてくる。
白洲正子

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